| 書名 | L’Obelisque de Louxor et sa Restauration. Une aventure patrimoniale au coeur de Paris. |
|---|---|
| 解説 | 4to. 256pp. 300 illus., many in color. Original wr. |
| 冊数 | 1 |
| 著者 | Isabelle Morin Loutrel & Vincent Rondot. |
| 絵師 | |
| 版元（出版社） | Editions Lieux Dits. |
| 刊年 | 2025. |
| 欄外解説 | ISBN: 9782493522276 |
| 備考 | 1829年、エジプトのメフメト・アリ・パシャからフランスに贈られたルクソールのオベリスクは、1836年よりパリ・コンコルド広場の中央にそびえ立つ、パリ最古のモニュメントです。 本書では、ヒエログリフ解読200周年を機に、ルーヴル美術館が提唱したこの歴史的モニュメントの修復プロジェクトを詳細に紹介します。 322トンの巨石と台座に対する大規模修復は、2021年冬から2022年春にかけて実施され、彫刻の精緻さ、花崗岩の柔らかな色合い、ピラミディオンや台座の金彩の輝きが蘇りました。今回の修復は、設置以来初の大規模な介入です。 修復チームは、修復専門家、物理化学者、建築家、文化財保存担当者で構成され、ケルヒャー社の協賛のもと、イル＝ド＝フランス地方文化財局（DRAC）の指導とChatillon建築事務所の施工監理の下でプロジェクトを遂行。先端技術の活用により、花崗岩の性質やヒエログリフの彫刻、清掃・修復手法に至るまで、新たな知見がもたらされました。 本書は、このオベリスクとの「闘い」を経験した関係者たちの奮闘と、人間ドラマに満ちた修復プロジェクトの舞台裏を余すところなく伝える、文化遺産ファン必読の一冊です。 |