| 書名 | The Amarna Letters. The Syro-Levantine Correspondence. |
|---|---|
| 解説 | Large 8vo. xii, 577pp. Original boards. |
| 冊数 | 1 |
| 著者 | Jacob Lauinger & Tyler R. Yoder. |
| 絵師 | |
| 版元（出版社） | Lockwood Press. |
| 刊年 | 2025. |
| 欄外解説 | ISBN: 9781957454832 |
| 備考 | 紀元前1550～1292年頃、エジプト第18王朝のファラオたちは、シリアやレバントへの遠征を繰り返し、この地域の政治的支配を確立しました。その結果、レバントの都市国家の支配者たちは、楔形文字でアッカド語の書簡を粘土板に記し、エジプトのファラオへ送っています。 同時代の大国アッシリア、バビロニア、ハッティ、ミタンニの王たちも、活発な外交書簡をエジプトに送っていました。 19世紀以降、地元の農民や考古学者によって、かつての首都アケトアテン（現テル・エル・アマルナ）でこれらの書簡が発見されました。主にアメンホテプ3世（紀元前1388～1350年）、その子アクエンアテン（紀元前1350～1333年）、一部はツタンカーメン（紀元前1333～1323年）に遡るものです。 この文書群は、大国間の緊張が高まる時期における外交関係を生き生きと伝える貴重な証言であり、第18・19王朝のエジプト外交を理解する上で欠かせません。 本書は、デジタル技術を駆使して初めて実現した、完全な「アマルナ文書」コレクションです。写真や手稿と照合された正確な転写、明瞭で一貫性のある翻訳、最新かつ網羅的な参考文献を収録。 古代エジプト外交研究の決定版として、今後も不可欠な資料となる一冊です。 |