| 書名 | Manga. A New History of Japanese Comics. |
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| 解説 | Small 4to. vii, 248pp. 86 text-illus., 35 in color. Original boards. |
| 冊数 | 1 |
| 著者 | Eike Exner. |
| 絵師 | |
| 版元（出版社） | Yale University Press. |
| 刊年 | 2025. |
| 欄外解説 | ISBN: 9780300280944 |
| 備考 | 革新的な日本マンガ史――19世紀の起源から現代まで 世界的なポップカルチャーにおいて強い影響力を持つ日本のマンガ。映画、美術、ゲームなど多方面に及ぶその存在感は、今や疑いようがありません。本書は、日本におけるマンガの歴史を、一つの連続した物語として初めて描き出す試みです。物語を「語る」のではなく「描く」複数コマの漫画表現に焦点を当て、19世紀末から現代までの展開を明らかにします。著者アイケ・エクスナーは、1890年代から始まるマンガの漸進的な発展をたどり、2000年代の世界的な爆発的流行、そして雑誌連載からデジタルメディアやスマートフォンアプリへの移行に至るまでを描き出します。 130年にわたるこの歴史を通して、エクスナーは日本マンガの起源、その独自のビジュアル表現の成立、さらには出版業界における基幹的な役割を果たすに至った経緯に迫ります。『ドラゴンボール』や『美少女戦士セーラームーン』といった世界的に知られる作品はもちろん、日本国外ではほとんど知られていない歴史的作品にも光を当てています。特にマンガの構造的発展に注目し、人気作家のみならず、編集者や講談社のような大手出版社が、男女を含む多様な読者層に向けて雑誌販売の手段としてマンガを積極的に取り入れた過程を詳しく検討しています。 膨大な新研究をもとに描かれるこの魅力的な叙述は、マンガ愛好者から専門家まで必読の一冊となるでしょう。 |