| 書名 | Seeberger freres, Photograohier Paris / Picturing Paris, 1900. |
|---|---|
| 解説 | Small 4to. 152pp. Text in French & English. Many color plates. Some color text-illus. Original boards. |
| 冊数 | 1 |
| 著者 | Anne de Mondenard ed. |
| 絵師 | |
| 版元（出版社） | Musee Carnavalet - Histoire de Paris & Paris Musees. |
| 刊年 | 2025. |
| 欄外解説 | ISBN: 9782759605989 |
| 備考 | カルナヴァレ美術館で開催、「セベルジェ・フレール パリを撮る―1900」展図録 19世紀末から20世紀初頭、ジュール（1872–1932）・ルイ（1874–1946）・アンリ（1876–1956）・セベルジェの三兄弟は、のちに名を轟かせる“セベルジェ兄弟”写真家一族の第一世代として登場しました。 アマチュア写真コンテストで注目を浴び、雑誌や絵葉書出版社に作品が掲載されるなど、早くからその才能を発揮します。 1909年、彼らの写真家としての運命が大きく動き出します。 家族経営の写真スタジオ「Séeberger Frères（セベルジェ・フレール）」を正式に設立し、雑誌『La Mode pratique』からの依頼を受けてファッション写真の世界に進出。これが彼らのキャリアの転機となり、やがてシャネルをはじめとするフランスの高級メゾンがこぞって彼らに撮影を依頼するほど、その名声は確立されていきます。 のちに彼らはフランス各地の田園風景やリゾート地も撮影しますが、生涯を通じての中心的なテーマは「パリ」とその人々でした。古い街区の職人や庶民から、華やかな社交界の淑女たちまで――芸術的かつ記録的な眼差しで、ベル・エポックと呼ばれる時代の光と空気を永遠に封じ込めたのです。 パリの優雅さと人間味を同時に写し出した、セベルジェ兄弟の名作群。 ベル・エポックの輝きが、今ふたたびここに甦ります。 |