| 書名 | Entre Manuscrits et Imprimes, Lyon et ses Livres (1470-1520). (Metamorphoses du livre) |
|---|---|
| 解説 | 8vo. 254pp. Some text-illus. Original wr. |
| 冊数 | 1 |
| 著者 | Jean-Benoit Krumenacker. |
| 絵師 | |
| 版元（出版社） | Ens Editions. |
| 刊年 | 2025. |
| 欄外解説 | ISBN: 9791036207976 |
| 備考 | 1470年代初頭、リヨンに初めて印刷機が導入されてからわずか50年で、都市の書物文化は劇的に変貌しました。本書は、写本と印刷物の両面から当時の「本」の姿を探る歴史研究の決定版です。 中世の写本文化から始まり、リヨン市民や教会が所有し、保存・交換・伝承してきた書物の世界を詳細に描写。さらに印刷術の導入により都市の図書館、書物の生産、流通、経済にどのような変化がもたらされたかを解説します。 15世紀末にはリヨンはヨーロッパ第三の印刷拠点となり、イタリアへの書物輸出や、フランス王室・市民向けの豪華装飾写本の制作拠点としても栄えました。しかし1520年には、写本は印刷物の影に隠れ、かつての地位を失います。 豊富な史料と精緻な分析で、リヨンの書物文化と印刷術の興隆を明らかにする、書物史・文化史ファン必読の一冊です。 |