書名 | Vocabulario de Japon. |
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解説 | Reprint ed. 8vo. 1233pp. Original half fake leather, spotted on the edges, otherwise good. With slipcase. Limited to 200 copies, this is no. 137. (Classica Japnica, Section 1, Linguistics 1) Y23110155 文化は人の交流によって培われ、人の交流は言語によって培われるのが歴史の常である。日本での対訳後の嚆矢・日葡辞典は、日本と西洋との邂逅における歴史的遺産であった。日葡辞典はポルトガルのイエズス会士ロドリゲスによって、1603年、刊行され、その翌年、補遺の刊行を見た。その内容は、安土桃山ないし徳川初期の上方標準国語中心に、三万余の語彙、書翰体・口語体などの用法と共に多数の文例も豊富に示している。日西辞典は、その日葡辞典ならびに補遺をまとめてスペイン語に翻訳したもので、1630年、マニラにおいて、ドミニコ会士たちによって刊行された。このマニラ版は、母体たる日葡辞典よりも、西欧、中南北米、アジア等にかなり普及し、日本語の語法や語彙の大要を知らしめるのに役立った。 解説:泉井久之助
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冊数 | 1冊 |
著者 | |
絵師 | |
版元(出版社) | Tenri Central Library, Tenri, |
刊年 | 1972 |
欄外解説 | |
備考 | 日西辞典 マニラ 1630年刊 復刻版 天理図書館善本叢書 |