W20060022
書名

勝興庵秘録

解説

十巻 内題「日学筆記」

冊数9冊
著者勝興庵十一世正阿弥志諺(諦譽知観)自筆
絵師
版元(出版社)
刊年天明期筆
欄外解説
備考半紙本。渋引き表紙に書題簽「勝興庵秘録 壱(二・三・四・七・八・九・十)」「勝興庵霊寶秘録 五六」付。勝興庵とは時宗霊山派、京都円山安養寺にあった塔頭六阿弥のひとつで、代々住持は正阿弥を名乗った。第一冊巻頭に「諦譽」、末に「洛東まる山/勝興庵十一世正阿弥志諺/写書之」(「釋知観印」「洛東圓山勝興庵之杜印」の朱印有)とあり、本書は十一世正阿弥志諺(諦譽知観)の筆になるもの。内題を「日学筆記」とするとおり日々学んだことを筆記したものと思われ、『本朝通紀』などの史書や『梁塵愚案抄』『体源抄』などの芸能、『和歌会式』『宗祇方角抄』『聖廟御詠』などの和歌、ほかに香道や漂流記など、内容は多岐にわたる。数冊の裏見返し紙裏に天明六・七年の年記があり筆年がほぼ特定される。本文一部少虫食有。
在庫状態 : 在庫有り
¥110,000(税込)
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