W19120010
書名

〔久世舞〕

解説

古活字版 嵯峨本 三十曲本 伝本稀

冊数1帖
著者
絵師
版元(出版社)
刊年元和寛永頃刊
欄外解説
備考大きさ二三・七×一七・九糎。江戸期の緞子表紙付。外題・内題共ないが、東洋文庫蔵の同本元表紙には「久世舞」の元題簽があると云う。具引白色料紙。光悦様の堂々と美しい活字を用いた目録二丁につづき、毎半葉七行、一行十五字の本文六十丁。一部上部欄外に染み有。巻頭遊び紙に小丸朱印「山路」あるも所用者不明。この嵯峨本『久世舞』には当該書の如く三十曲を収めた「三十曲本」と、毎半葉八行、一行十五字の本文を有し三十六曲を収めた「三十六曲本」の二種が伝わる。諸書に依れば両本は別活字でありその出版の先後は不明であるが、共に元和寛永頃の出版であろうとされている。いずれにせよ部分謡の出版物としては最古のものと考えられ、美しさ、伝本の少なさと相まって価値は極めて高い。
在庫状態 : 在庫有り
¥9,350,000(税込)
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