書名 | 太平記抜書 |
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解説 | 漢字片仮名交じり文 少虫食有 |
冊数 | 1冊 |
著者 | |
絵師 | |
版元(出版社) | |
刊年 | 江戸初期~前期写 |
欄外解説 | |
備考 | 大きさ二八・四×二二・四糎。古い栗皮表紙(一部補修有)に題簽(擦れの為判読不能)付、四つ目綴じ。内題「太平記抜書」。本文斐楮交漉料紙、墨付一二八丁、毎半葉十一行書き。巻頭上部に「■埜蔵書」の旧蔵朱印有。奥書はない。数種ある系統の内、当該書は『太平記』全巻のダイジェスト版抜書の系統にあたり、巻二十二を欠くことより古態系『太平記』を基に作成されたものとされる。細部を省略した年代記的・歴史書的な本文を有する一方で、落首や狂歌などはそのほぼ全てを収録しており、文芸的側面をも含むテキストとなっている。『太平記』の享受史・研究史の一端をうかがい知るうえでも欠くことのできない著作である。 |