書名 | 妙法蓮華経玄賛断簡 (中聖武) |
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解説 | 伝聖武天皇筆 九行 軸装 |
冊数 | 1幅 |
著者 | |
絵師 | |
版元(出版社) | |
刊年 | 奈良時代写 |
欄外解説 | |
備考 | 紙高二七・七糎、界高二三・三糎。料紙は釈迦の骨粉を漉き込んだと伝えられる荼毘紙で、あるいは白檀の香木片かともいわれてきたが、近年の調査で真弓(まゆみ)の樹脂成分や粗い繊維であることが明らかとなった。この紙に書写された写経は聖武天皇の筆と伝えられ、文字の大きさにより各々「大聖武」「中聖武」「小聖武」と呼ばれ珍重されてきた。このうち「中聖武」といわれるものには多種の経典のあることが知られ、当該品は『妙法蓮華経玄賛』(略して『法華玄賛』とも)卷第一末のうちの九行。唐・慈恩大師窺基の著、妙法蓮華経を法相宗の立場から注釈したもので『大正新修大蔵経』の本文と比するに異同が見られる。ごく僅かな虫穴あるも補修済み。 |