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書名

謡本六番 通小町・景清・天鼓・ゆや・斑女・藤戸

解説

伝本阿弥光悦・角倉素庵・小堀遠州等筆 「元和卯月本」底本

冊数6帖
著者
絵師
版元(出版社)
刊年元和六年観世暮閑自筆奥書 石田少左衛門宛
欄外解説
備考本の大きさ二四・四×一七・九糎。綴葉装。金泥下絵入り紺表紙(「通小町」の一帖のみ紺無地表紙)に金砂子散らしや金泥雲霞下絵を施した装飾料紙の書題簽を付す。各帖末に元和六年水無月より同年神無月までの観世暮閑自筆石田少左衛門宛奥書を有する。表紙及び本文の一部に少虫食箇所有。後代の螺鈿塗箱入り。表章『鴻山文庫本の研究』に載る「41石田少左衛門友雪旧蔵本七十九冊」と一具になるもの。元来百番以上のものであったと思われるが、明治二十年田中四郎左衛門の所蔵時点で九十八番、さらに昭和二十六年六月の弘文荘待賈古書目録掲載時には九十一番に減じていたことが知られる。当該本はその明治二十年から昭和二十六年の間に散逸し所在不明となっていた七番のうちの六番と考えられる。本文の筆跡は六帖すべて異なり、表紙見返し左下部に各帖「本阿弥光悦」「角倉素庵」「岡本半助」「小堀遠江守」「枝隼人至玄」「岡本宜就」と墨書した雲母引の小紙片が貼付されているが、古筆見の名を有する極書などは付されていない。元和六年卯月石田少左衛門宛の暮閑奥書を刻す通称「元和卯月本」の底本として名高く、当該本の新出により研究の更なる深まりが期待される。
在庫状態 : 在庫有り
¥3,520,000(税込)
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