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書名

ものくさ太郎

解説

奈良絵本 極彩色絵入 数丁に少虫食補修有

冊数2冊
著者
絵師
版元(出版社)
刊年江戸前期作
欄外解説
備考大きさ二五×一八・三糎。四つ目綴じ。金砂子散らし金泥下絵入りの紺表紙に、金泥下絵入りの朱題簽「ものくさ太郎 上」「ものくさ太ら 下」、金箔砂子散らし金泥下絵入りの見返し付。内題はない。詞書は毎半葉十行書き。金泥入の美しい彩色および上下の雲霞に金箔散らしを施した挿絵を上冊に片面五図、下冊に同四図収める。信濃国つるまの郡あたらしの郷にものくさ太郎ひぢかすという稀代の無精ものがいた。仕事をせずに養われていたが、ある日長夫(ながふ)として京に出ることになり勤勉に働き始める。清水寺で上臈を辻取りして追いまわし、機知に富む歌のやりとりが奏功し妻に迎えることができた。やがてその歌の才能と容姿で立身出世を遂げ、のちにおたかの大明神と現れ、妻もあさいの権現として祀られたという話。当該書の本文は寛永頃の版本(内題「おたかの本し物くさ太郎」)とほぼ同じで伝本に多い系統だが、版本に比して挿絵の数は二倍の九図を有しており見ごたえがある。上巻の一部上部に少虫食補修あり。
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