書名 | 万葉集 |
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解説 | 渡邉條による書入有 巻四欠 虫食多 |
冊数 | 19冊 |
著者 | |
絵師 | |
版元(出版社) | |
刊年 | 江戸後期写 |
欄外解説 | |
備考 | 大本。白茶色表紙に一部題簽を残す。本文のテキストは寛永二十年安田十兵衛版(最終巻末に刊記の写し有)で、行間や欄外に他本との校合書入のほか、「本居氏云~」及び『古事記伝』『玉勝間』、『契沖云~』及び『万葉代匠記』、「真淵云~」などの著名な国学者の説、橘守部『山彦冊子』や『和名類聚抄』等による語釈、ほか記紀から漢籍に至るまで多くの書物からの引用が細かな字で書入れられている。これらは、「渡邉蔵書」「渡邉條」の旧蔵印、本文への「條云~」「條考~」の書入れのあることにより、渡邉條なる人物によるものと思われる。虫食多く、惜しくも巻四の一冊を欠く。他に「神明宮」(所用者不明)、「徳本文庫」(徳本正俊か)の旧蔵印有。 |