平天儀図解

書名	平天儀図解
解説	仕掛図入　虫食・水染み有
冊数	1冊
著者	巌橋耕珋堂著并蔵版
絵師
版元（出版社）	森本（河内屋）太助等版
刊年	享和二年刊
欄外解説
備考	美濃判。枯色表紙付、題簽剥落痕に書名をペン書き。皆川淇園序二丁、目録一丁、本文三十七丁（一ヵ所錯簡有）、巻末に橘南谿の跋一丁、続いて享和三年河内屋太助等版『二十四輩巡拝図会』広告一丁よりなる。裏見返しに刊記（森本太助の名に「錐」の版元朱印あり）有。「地心圖」「日月平行圖并合朔」「月行游輪之圖説」の仕掛を完備。惜しくも本文にやや虫食（一部は補修済）、一部に薄い染みがある。「併華園肉戸氏蔵書」（所用者不明）の旧蔵朱印有。望遠鏡製作者巌橋耕珋堂善兵衛が、前年に刊行した『平天儀』の解説として著したもの。自ら作成した望遠鏡を用いて観測し記録した太陽・月・惑星の図が収められている。