W21120004
書名

荘子鬳斎口義

解説

第一冊は江戸初期頃写 東福寺塔頭天得庵旧蔵 少虫食補修有

冊数10冊
著者宋・林希逸(鬳斎)著
絵師
版元(出版社)
刊年室町後期頃写
欄外解説
備考本文(テキスト)は数手によって写されており室町後期頃の書写であろうか。その改行の様子などから、南北朝刊の五山版を書写したもの、あるいはその写しと推測され、欄外の「摺本ニハ不入此一行・・・」の書入のある点もそれを裏付けるものと思われる。なお、第一冊はその料紙より、他冊からそれほど下らない江戸初期頃書写の入れ本らしいことがわかる。第一冊を含めた各冊の巻頭には文英清韓ら学僧の所属したことで知られる京都五山東福寺の塔頭、天得庵の旧蔵朱印「天得菴」が捺されており、奥書などはないが、欄外や行間にある送り仮名および仮名抄、校合書入も含めて、彼らが当該書の成立に関与した可能性が高く、研究が俟たれる。他に「西荘文庫」「桂窓」(小津桂窓)の旧蔵朱印有。
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