| 書名 | The Royal Coinages of Kition and Idalion. |
|---|---|
| 解説 | 4to. xxiii, 472, (5)pp. 88 plates. Many text-illus. & maps. Original boards, spine cloth. |
| 冊数 | 1 |
| 著者 | Evangeline Markou & Stevens Bernardin. |
| 絵師 | |
| 版元（出版社） | Institute of Historical Research, National Hellenistic Foundation. |
| 刊年 | 2025. |
| 欄外解説 | ISBN: 9789603711018 |
| 備考 | キプロスのイダリオン（161枚）およびキティオン（1,598枚）で鋳造された銀貨・青銅貨計1,759枚を対象とした研究書。 これまでで最大規模の貨幣コーパスを、鋳型研究に基づき分類し、各王の発行額面について詳細な計量・型式分析を行っています。また、重量変動、鋳造量、図像表現、埋蔵証拠、重鋳・刻印などについて総合的に考察しています。 歴史的章では、古代文献、碑文、考古資料と照らし合わせ、ペルシア支配下からマケドニア支配までの王たちの貨幣政策を検討。 キティオン（およびイダリオン）の王国がプトレマイオスによって313/2 BCに解体されるまでの歴史的背景を明らかにします。 貨幣制度の起源、王朝の継承、5世紀の重要事件（オジバールによるイダリオン征服）、4世紀のタマッソス獲得・喪失（プマヤトン）、キティオンとサラミスの競合なども精緻に分析。 さらに、6つの付録が研究を補完します。金貨コーパスの追加（ΜΕΛΕΤΗΜΑΤΑ 64）、議論のある貨幣の再解釈、重量基準の研究、王朝年代の改訂、”Stevens Bernardin”によるフェニキア文字貨幣銘の分析など、貨幣学・歴史学両面で必携の研究書です。 |