| 書名 | Madame Gres Couture Paris. |
|---|---|
| 解説 | 4to. 128pp. Many color illus. Original boards, slipcase. |
| 冊数 | 1 |
| 著者 | Olivier Saillard ed. / Anne Graire. |
| 絵師 | |
| 版元（出版社） | Rizzoli International Publishers. |
| 刊年 | 2024. |
| 欄外解説 | ISBN: 9780847838820 |
| 備考 | 「マダム・グレ クチュール・パリ」 フランス・オートクチュールの象徴的存在として同時代の人々に仰がれた、伝説的パリのデザイナー、マダム・グレの決定版。 独自のドレープ技法と革新的なアシンメトリードレスで知られるマダム・グレ（1903–1993）は、20世紀パリを代表するファッション・デザイナーの一人です。彫刻家としての正式な教育を受けた彼女の複雑にして繊細なオートクチュール作品は、古代彫像を想起させ、時を超えた優雅さを放ちます。 「デザイナーの中のデザイナー」と呼ばれたマダム・グレの黄金期は1930年代から1950年代にかけてでしたが、1970年代にはイヴ・サン＝ローランや三宅一生が彼女の再評価を促し、再び脚光を浴びました。洗練されたミニマリズムの先駆者であり、女性の身体に対する深い敬意と配慮を貫いた彼女は、オートクチュールに永続的な影響を与えています。彼女の創作は、クリストバル・バレンシアガ、アズディン・アライア、山本耀司、ハイダー・アッカーマンといった名匠や、1990年代のコンテンポラリー・ミニマリズムを切り拓いたカルバン・クラインやジル・サンダーにまでインスピレーションを与え、今日もなお、身体の動きを損なうことなく引き立てる服づくりを志す新世代のデザイナーたちを刺激し続けています。 本書では、マレーネ・ディートリヒ、モナコ公妃グレース、ジャクリーン・ケネディ、ウィンザー公爵夫人、エディット・ピアフといったファッショナブルな女性たちに愛されたグレのクチュール作品を紹介。ファッション史家オリヴィエ・サイヤールの編集による本書には、ブールデル美術館やアトランタのSCAD FASHファッション+フィルム美術館といった特別な空間で芸術作品のように展示されたドレスの圧倒的な写真も収録されています。 |