書名 | 生野銀山絵巻 |
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解説 | 紙本彩色 仕掛入 |
冊数 | 1巻 |
著者 | |
絵師 | |
版元(出版社) | |
刊年 | 江戸後期写 |
欄外解説 | 和本目録2024-54 |
備考 | 本紙の高さ二五・七糎、長さ約四米三二糎。近代の改装、裏打有。外題・内題ともなく箱書により題を付す。巻頭の一紙は二重になっており、上側に地上の図(万歳登山図)を、下側に地下の図(坑内採掘・排水図)を配し、上側に角穴を二か所設けて下側が覗けるように仕掛されている。二紙目からは番所での鉱石分配・川での洗浄・小屋での選別・市での売買の図に続いて、作業場での石砕・大吹・真吹・南蛮吹・灰吹・工員休憩・上銀吹立て及び検品までの工程が図で示される。詞書や奥書など文字の記載はないが、所々に金銀箔(ヤケ有)を施した筆彩色入りの丁寧な描写と上記の仕掛とで見る者を飽きさせない図巻である。 |